年 齢 50代
性 別 女性
原発部位 大腸癌(盲腸、ステージⅢb)
再発・転移 肝転移
併用療法 化学療法、食事療法、タヒボ茶

2010年4月に大腸癌(盲腸ステージⅢb)と診断され、同月手術を実施。同年6月に化学療法(オキサリプラチン、TS-1、クレスチン)を開始するも、自己判断により中断した。同月BAK療法を1回/月のペースで開始した。7月のBAK療法2回目実施後のエコー検査では異常はみられなかった。BAK療法以外には野菜、果物を中心とした食生活に切り替え、サプリメントとしてタヒボ茶を摂取するようになった。2011年4月のBAK療法10回目実施後の腹部MRI検査結果では、腹水もみられず異常はなかった。同年5月BAK療法1クール(12回)終了、経過及び体調は良好である為、6月以降は2か月に1回のペースで12月まで実施するスケジュールを立てた。同年12月にスケジュールを再調整し、月1回ペースに戻した。

2012年4月に実施したMRI検査の結果、肝転移(2個、2cm・1.8cm、横隔膜近辺・肝臓の端)との診断で、5月より化学療法(FOLFOX+アバスチン)を開始。化学療法で腫瘍を縮小させ、4ヶ月後に手術の方向となり、BAK療法は併用して継続した。化学療法を3回施行し、腫瘍の大きさが半分以下となり、活動性も低下している為、同年8月に手術を実施した。術後は、BAK療法を不定期(2~7ヶ月間隔)で受診した。2013年4月に、血中循環腫瘍細胞(CTC)の検査を実施し、結果は陰性(0個)であった。その後も腫瘍マーカー検査、画像検査、CTC検査を実施したが、転移再発はみられず、BAK療法を継続している。

本例はBAK療法実施中に転移と診断されたが免疫力を低下させない程度の最小限の化学療法と食事療法を併用し、腫瘍の縮小がみられて手術に至った。

転移部位の術後においても、経過は良好でQOLは維持され、現在も転移再発はみられない例である。

多発性肺内転移において効果が見られた例