甲状腺がんとは
甲状腺がんとは、甲状腺組織中にがん細胞が形成され発生するがんの総称です。
甲状腺は様々なホルモンの生成・分泌、代謝の維持などを行っています。甲状腺がんの特徴としては、女性に多くみられ、年齢に関係なく発生します。また、一部を除いては進行が遅く、有効な治療法もあり、治りやすいがんであるのも特徴です。
甲状腺がんの原因
甲状腺がんのはっきりとした原因は、今のところ解明されていません。有力とされているのが、遺伝・放射線被爆・ヨウ素の過剰摂取などが指摘されています。
甲状腺がんの症状
甲状腺がんは、未分化がんと腺がんに分類され、腺がんは比較的に悪性度の低いがんですが、未分化がんは悪性度の高いがんです。罹患率は、女性が男性より2倍以上高いとされます。甲状腺がんの初期では、首にできるしこり以外には自覚症状があまりありません。悪性度の高い未分化がんでは、甲状腺の腫れが急速に大きくなり、発熱・痛みが起こります。さらに進行すると、周囲を圧迫して物が飲み込みにくくなったり、呼吸困難が起こったりします。