ご挨拶 院長 佐藤 靖史

令和6年4月より本院に赴任した佐藤靖史と申します。これまで東北大学においてがんの制御法に関する基盤研究を行ってきましたが、これからは本院で実際の診療に携わって参りますので、宜しくお願い致します。

がん治療には外科療法、放射線療法、薬物療法がありますが、最近ではがん免疫療法の効果が広く認知され、がん治療の第4の流れとして注目されています。本院ではがん免疫療法としていち早くBAK療法を実施して参りました。これからもBAK療法を主体とした診療に取り組んで参ります。

また、がんの早期発見、再発・転移の監視、治療への反応性などを知るため、血液中を循環するがん細胞(CTC)の検査を実施しており、引き続き行なって参ります。

これらに加えまして、私にはこれまでの研究に基づいて開発した「新しいがんの治療法」を実際の医療の場に導入するという目標があり、その実現を目指しています。この治療法の具体的な内容につきましては、今後何回かに分けて院長ブログで述べて参りたいと思います。