実施可能な医療機関について
当院の免疫細胞療法は全国の提携医療機関で受診可能です。
新型コロナウイルス感染対策について
当院は完全予約制で、患者さんが密にならないよう配慮しております。
また、院内は安心して受診していただけるよう、消毒薬を用いてクリーンアップを定期的に行っております。

医療法人社団 朱雀会
きぼうの杜クリニック

がん免疫細胞療法の専門クリニック

免疫細胞療法専門クリニック

医療法人朱雀会きぼうの杜クリニックは、免疫細胞療法の総合クリニックです。患者さんやご家族みなさんの「きぼう」になれるようにと想いをこめて名前をつけました。
クリニックは、診療所部門と細胞培養センター部門で成り立ちます。

 

きぼうの杜クリニック側面

きぼうの杜クリニック側面

きぼうの杜クリニック正面

きぼうの杜クリニック正面

きぼうの杜クリニック受付

受付

待合室

待合室

採血室

採血室

点滴室

点滴室

診療時間

診療時間   月   火   水   木   金  土日祝
 9:00   ~   12:00  院長  休診  院長  院長  院長  休診
13:30  ~   17:00  院長  眞所  院長  院長  院長  休診

院長ご挨拶

ご挨拶院長 伊藤 正敏                                 

日本人の平均寿命は、2019年集計で男性81歳、女性87歳となりました。
これは平均値ですので、この年齢まで達することができない方が数多くいらっしゃることも事実です。
この原因として誰しも気になるのは、悪性腫瘍ではないでしょうか?
生涯における悪性腫瘍罹患率は男で66%、女性で50%(国立がん研究センター、https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html) と報告されています。
つまり、半分以上の方がいつかは悪性腫瘍に罹患する時代となりました。
がんになるのも天命かも知れませんが、 普通の方は何らかの対策をしなければと思っていられると思います。
がんは、遺伝子の部分的な異常により発症すると考えられています。
遺伝子の問題であるならば、ひとつのがんを 克服したとしても同じようながんが近傍に発生したり、違う臓器に異なるがんが発生する同所性/異所性発がんの問題もあります。

「がんで死なないためにはどうしたらよいか?」は重要な問題ですが、一般的には、がんを含めた重大疾患による人生の終わりを、できるだけ遠くするにはどうしたらよいかではないでしょうか?
私は、それを免疫力を高めることと考えています。
私たちの身体の中で細胞レベルの発がんは、必ずしも珍しくないといわれています。
悪性度が低く増殖力も弱い場合、がん細胞は そのまま寿命を終えることもあります。
また、明瞭ながん抗原を発現している場合は、免疫監視系で検出され処理されると考えられます。
これらは未病のうちにがんが治癒したことになりますが、この現象を臨床の場で証明することは著しく困難です。
時に、がんの自然退縮として報告されることがあり、がんの未病治癒が顕在化した現象と思われます。

当院では、血液中の悪性細胞検出(Circulating tumor cells,CTC)検査を開始しました。
血液中に腫瘍細胞が出て全身を回っている。
血行性転移というのはこのようにして始まるわけですが、これを採血により早期に診断する方法が確立されつつあるのです。
これはliquied biopsy (液性生検)とも称され、将来的には悪性細胞のDNA解析に進むようです。
そうなりますと、がんの超早期発見やがん治療薬の選択に利用される手法として注目されています。
外国ではすでに多くの報告があり、がん患者の10-50%で陽性になるとの ことです。
がんに対する免疫が成立するかは、長く議論されてきましたが、がん免疫抑制分子(PD-1とCTLA)の発見とそのモノクローナル抗体による がん治療の有効性が確認され、免疫療法が「手術、放射線、化学療法」と並ぶ第4のがん治療法として、確立されました。

がんの免疫応答には、 自然免疫と獲得免疫があります。
前者には、NK細胞やγδT細胞が主役となり、樹状細胞による抗原提示を必要としない利点がありますが、 当該細胞数が限られている欠点があります。

獲得免疫では、十分なTリンパ球を確保できますが、抗原提示とT細胞によるその受容が必要なことと、 自己免疫寛容の問題があります。

当院では、BAK療法を中心に免疫治療を行っています。
BAKとは、Biological response modifier Activated Killerから命名した生物学的 製剤で、公益財団法人仙台微生物研究所の故海老名卓三郎博士が開発された方法に準拠しています。

特にCD56+細胞(NK細胞やγδT細胞)を増幅 しての自然免疫 賦活に加えて、細胞障害性キラー(CD8+)細胞も増幅し、包括的な免疫賦活療法を特色とします。
化学療法に比較して、重篤な副作用がほとんど起きないことから、別名、抜苦(BAK)療法として知られています。
20mlの採血中のリンパ球を35-100億個程度に増殖させて 点滴にて体内に戻します。

本治療により、免疫力の賦活が期待されますので、がんとその治療による苦しみを体験することなく、がんと共生し、できるだけ長く家族や 友人達と過ごすことができることを第1の目標としています。

 

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